リバプール 戦い方

またこの記事を読んでいただき、試合を見返すきっかけ、または次の試合を観ようと感じるきっかけになっていれば幸いです。,前置きはこのぐらいにして、では早速、この試合について解説をしていきましょう!最後までお付き合い、宜しくお願いします!,FAカップ5回戦のビックマッチ。チェルシー vs リバプール。ともにCLでの結果、リーグ戦での結果が奮わない中で迎えたカップ戦。いくらカップ戦と言えども、相手はビッグ6。ここでライバルを叩きのめし、もう1度『勝利』と『自信』を取り戻すための試合として、タイミングも対戦相手も申し分ないものだった。そんな激戦必須のこの一戦を制したのはホームチームのチェルシー。CLで相見えたドイツ王者のスピード感とレベルの差を感じたロンドンの雄は、『このままではダメだ』という事を感じさせる圧巻のパフォーマンスを披露。さらに緻密に練られた「対リバプール」のゲームプラン。これにより、チェルシーは圧倒的な強さを誇っているリバプールに完勝を挙げる。ではこの試合、どのようにしてチェルシーはリバプールに完勝したのか。今回は完勝の理由を紐解いてこう。,リバプールの最大限の強みとは何なのか。強みを多く持っているが、1番の強みとして持っているのが『幅を使った攻撃』だろう。そこで触れていきたいのがチェルシーの守備戦術。これはリバプールがリーグ戦初黒星を喫したワトフォードが取った守備戦術にインスピレーションをうけたようなものになったいた。,ではチェルシーはリバプールの『幅を使った攻撃』を消すためにどのような守備をおこなっていたのか。,まずはこのように守備に入る。CBの所では数的不利になるが、ワトフォードと同じようにロングボールを蹴られなければここのエリア(赤のエリア)ではボールほ保持されてOK。さらに中盤にかんしてはそれぞれがマークを実施する事で数的同数に持っていき、中央を経由させないように、させたとしても前を向かせないように守備を行う。またWGはSBをケアすることでここからの「ロングボール」と「サイドチェンジ」を封じる。こうする事でバックラインでは数的優位に立てるので、CBからのロングボールを蹴り込まれても太刀打ち可能になる(あまりロングボールは使っていなかった)。このようにして守備を行う事で効果的な組み立てを阻止する事に成功する。そして徐々に吸収しながらこのような守備に変形してく。,リバプールは攻撃時にWGが中に入る(SBが中に入ることもあり)事でSBを押し出し、アタッキングエリアで幅を作る。今まではここで数的不利を作られていたので、簡単に崩され、そして高精度クロスを入れられて失点するチームが多かった。(補足で数的優位の作り方を説明)だからこそ、圧倒的なアシスト数をSBが誇ることとなる。だが、リーグ戦のワトフォード、この試合のチェルシーはWGにSBをマークさせることにより、「6バック化」を果たす。こうすることでサイドで数的不利に陥ることなく、守備をすることができる。そして引き続きIHにはIHがマークを行い、DMFのギルモアはカバー能力を生かして全方向のカバーを担当。こうすることで背後のスペースを消しながら、ファビーニョ、ファンダイク、ゴメスに「ボールを持たせるだけ」に成功し、縦パスを入れささずに焦らしてミスを誘った。,このように4-4-2で守備ブロックを敷くチームが多い中、白のエリアで数的優位をリバプールは作り出す。IHが斜めににおり、SHを引きつけ、SBを高い位置に押し出す。幅を取ったSBがWGを中に入れる事で赤のエリアで数的優位を作り出すことができる。WGのマークをCBが行うという方法をとるチームも多くあったが、WGが外に流れた時の対応に苦戦し、崩されることが多かった。このようにここで数的優位を作り出し、引いた相手にはクロス攻撃を仕掛ける事で相手を広げて、中央の活路も見出していた。,このように守備を展開する事でリバプールの攻撃を遅らせ、幅を使わせず、ミスを誘発する事に成功したチェルシー。だが「対応の鬼」リバプールはすぐにこの方法で対応を施す。,このようにCFの南野が中盤に降りる事で白のエリアで数的優位を作り出す。そしてWGが2トップ化。これでSBに多大なスペースを生み出し、WGを下げる事で中盤で時間を作ろうと試みた。,このように元々バックラインにボールを持たせてもよかったチェルシー。だからこそこのように割り切ることができた。DMFのファビーニョに対してCFのジルーが牽制を行う事で中盤3枚がIHとCFをマークすることができる。これでまた中央をしめ、吸収しつつ、ミスを誘うで守備を行なっていく。,チェルシーはこのように守備を行う事で「後ろ」が重くなってしまう。ではここからチェルシーはどのように攻撃に移っていたのか。,このように白のエリアでボールを奪うとCFのジルーへミドルパスを送る。ここで重要なのが、『白のエリアで奪う』事。これが重要な理由は、リバプールSBを高い位置で攻撃参加させる事で、そのスペースをWGが使う事ができるから。そしてそこを使うためには「ボールが収まるCF」が必要。そしてチェルシーにはポストプレーに秀でているCFが存在する。ここでボールを収める事でWGの走力を生かしてカウンターを打つ。このようにリバプールの十八番である速い攻めを繰り出す事でチェルシーは何度もチャンスを作り出す。この方法はワトフォードのも言えた事で、CFディーニーが収めて、SHが出ていくという戦術を使っていた。リバプールが複数失点を喫したのと深い関係があるはずだ。,カウンターだけでこの試合を終わらすこともできたであろうチェルシー。だが、『防戦一方』の戦術に未来はないと踏んだランパード監督はポゼッションでも活路を見出す。ではどのようにビルドアップをし、攻撃の準備をしていたのか。,リバプールはいつも通りのプレッシングを敢行。そうすると、チェルシー嵌められているので、殆どパスコースがなく、CFへのロングパスしか安全なパスコースがない。だからこのようにビルドアップを行う事で活路を見出す。,まずはこのように動く事で白のエリアで数的優位を作り出す。そしてWGが中に絞る。こうするとリバプールはこのように動くので、チェルシーはプレスを剥がすことができる。,このようにIHを釣り出すことで『CB⇨WG』、『CB⇨OMF⇨SB』、『CB⇨OMF⇨CB⇨WG』この3つのパスコースを見出せる。このようにしてリバプールの最初のプレスラインを剥がすと一気にスピードアップして攻撃を完結させる。またこのようなパターンも見受けることができた。,このようにCFがDMFまたは降りて来たOMF(IHの場合もあり)のどちらかをマークすると、フリーな方へCBは1度預ける。こうすることでリバプールIH(ここではララーナ)を1枚釣り出し、DMF(ここではギルモア)がCBにリターンパスを送る事でCBからIH(ここではコバチッチ)がフリーになる事ができる。このようにしてプレッシングを掻い潜り、一気にスピードを上げて攻撃を仕掛けていた。,ビルドアップでプレスを剥がし、そして攻撃に移る準備の整ったチェルシー。ここから面白い攻撃を展開する。ではどのように攻撃を展開していたのか。,このようにプレスを剥がした事によりSBで時間を作ることができる。この時に両WG、OMF、CFが最前線に入る事でリバプールバックラインのマークをはっきりとさせる。こうする事で上の図のようにSBで時間を作れる算段だ。そしてここからCFのジルーが「逆サイド」のSBの付近にポジションをとる。こうすることで白のエリアで数的優位を作り出すと同時に「競り勝つ可能性」の高い所で勝負する事ができる。そしてフリックすればWGが抜け出すことができ、SBに落とせば、再び、サイドチェンジを行い、攻撃を仕掛けることができる。この方法でサイドチェンジを繰り返し、そして速い攻撃を仕掛け続けることで決定的なチャンスを幾度となく作り出す事に成功した。,CLアトレティコ戦、PLワトフォード戦、そしてこの試合。全てに共通することは『幅を効果的に使えなかった』事。相手が人数をかけて徹底的に幅を消しに来る守備を展開された時に、リバプールは詰まってしまう。今まではブロックを作られても、そのさらに外から攻撃を仕掛けることができていたが、「さらに外」をケアしたこの3チームにより、攻略法を見つけられて形になってしまった。この外がダメだった時の手段を見つける事が次のステージにあがるための課題ではないだろうか。,共に勝利が欲しいこのゲームでそれを掴んだのはチェルシーだった。その背景にはしっかりと練られたゲームプランがあった。そしてこのゲームプランを完璧に遂行できる選手のクオリティーもあり、強者リバプールを負かすことができたのではないだろうか。しっかりとワールドクラスのCFジルーの良さを生かす戦術は今のチェルシーのメンバーとの相性も良く、合っているとより感じる一戦だった。リーグトップ4の死守、CLバイエルン戦での戦い、そしてこのFAカップと勢いを継続させることができるのだろうか。このような戦いを続けられるのであれば、チェルシーの未来は明るいのではないだろうか。,最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。これからも試合で起こった事を可視化、言語化していくので、引き続きお付き合いお願いします!,もっと色んな情婦を提供できるように、広島の良さを伝えれるように、精進していくので、(それと自分のやる気のために笑)サポートよろしくお願いします!,~リバプール攻略法?その戦い方とは?~ FAカップ 5回戦 チェルシー vs リバプール マッチレビュー,サッカーをより楽しめるようにと、Football Baseという会社設立。広島出身、広島育ちの広島住み。J・プレミアリーグファン。その中でもサンフレとチェルシーが好き。このnoteでは試合の分析レビューを中心に、広島の居酒屋、遊べる場所などの情報を提供していきます!,~先手を打ち動かし崩す。いざ8強へ~ FAカップ5回戦 ポーツマス vs アーセナル マッチレビュー,~『新しい』両チーム~ J1リーグ 清水エスパルス vs FC東京 マッチレビュー,UEFAチャンピオンズリーグ CHELSEA FC vs FC BAYERN MÜ…. リバプールにジェラード、アーセナルにフェンペルシーとアデバヨール。この選手たちが怪我で居ない事が唯一の悔やまれる点だったが、それでも豪勢なメンバー。このスターティングメンバーを見ただけでも郷愁に浸る事ができる、ビッグゲームだ。,まず触れるべきはリバプールの戦い方について。リバプールの戦術は今と似ていて、「縦に早く」というものだった。,この試合のアーセナルの守備戦術が機能していたかというと、僕は「していなかった」と感じた。その守備方法と機能しなかったであろう原因をまずは突き止めていこう。,基本的な守備の配置は「最もバランスが取れる」とされている4-4-2。だがこの試合に関しては、リバプールのビルドアップと戦術の関係で噛み合わず、機能不全に陥りかけていた。(リバプールについては後述),さらにボールサイドのSH、ここではアルシャビンがリバプールSHを背後で消す立ち位置をとる。このようにする事でSHはSB、CH(必要であればCB)にプレスに行けるようになる。,またリバプールSBにボールが出た場合は、SBのサニャがプレス、CHのマスチェラーノにパスが出た場合はCHソングがプレスを行う。この時にCHのデニウソンがスライドを行い、中央のスペースを埋める事で、サイドを狭くてしていき、前進させない、ボールを奪う事を狙っていた。,だがいくつかの要因により、アーセナルの守備は機能したとは言い難い状況に陥ることになる。,CFのベントナーがCBにプレッシャーを与えないので、簡単にロングパスをCFのトーレスまたは逆のSB、SHに送られる事が多々あった。そこでこれをさせまいとボールサイドのSHがプレスを行う。そうするとどうなるのか。,このようにSBアウレリオで時間を作られるようになる。ここから逆サイド、または背後にボールを供給されたくないアーセナルはCHのソングがSBまでプレスを行う事になる。これで中央に残っているのはもう1人のCH、デニウソンのみになってしまう。,根本的なところがもう1つ。それが中盤のラインのスライドだ。CHのデニウソンはしっかりとソングが開けたスペースの補完を行っていたのだが、SHはこれをサボっている事が多々あった。ではここが機能しないとどのような状況に陥ってしまうのか。,このようにスライドを行わない事(全く行わない訳ではない)で白のエリアに広大なスペースが生まれる事になる。ここを使われると一気に不利な状況になってしまう。その理由が、SHの背走だ。,このように背走をしていまう事でSHは無力化、さらに局所で数的不利に陥ることになる。ここをスライドし、予めスペースを埋めることができていれば、大外へのロングパスになるので、スピードを上げられて攻撃されることはなかっただろう。,そしてもう1の要因。それがリバプールの攻撃戦術だ。明かにこの試合はリバプールの攻撃戦術とアーセナルの守備戦術の噛み合わせは悪かった。だからこそ、似たような形で4失点も喰らうこととなってしまった。では次はリバプールの戦術について紹介していこう。,1番最初にも触れたように、リバプールの攻撃戦術は「トーレスへのロングパス素早く攻める」というものだった。だからそのための準備と、ロングパスを送る場所、そして2ndボールの回収と即時奪回に気を使って、組み立てとポジション調整を行なっていた。ではどのように攻撃を組み立て、そしてポジショニングしていたのか。,まずは基本的な準備として、CHのアロンソがバックライン付近に降りる事で2トップに対して、数的優位を作り出す。もっと詳細にいうと、STのセスクを高い位置に引き出す事を狙っていた。,それはここにスペースを作る事ができるようになるから。少し前にでたCHのマスチェラーノとSBのアウレリオにボールを1度預ける事で、CHのソング、SBのサニャ、SHのアルシャビンを動かし、前に引き出す事ができる。そうすると、白の四角のエリアにはCHのデニウソン1枚になる。これがロングパスを打つための準備となり得た。,ではこののような準備を行った上で、ロングパスを供給する場所と、なぜそこに送る事が多かったのかを解説していこう。,まず最初に狙っていた場所。それがCFトーレスへのボールだ。背後にももちろん、ターゲットとしてロングパスを送り込んでいた。,まず1つ目の狙いがSHへのフリックへのボール。これでチャンスを作り出す。実際にトーレスの同点ゴールはこのような形から生み出している。,それがOMFカイトまたはSHベナユンへのロングパス。ここにボールを送り込む事で、優位にたった。そしてここにボールを送る事ができたのも、アーセナルの中盤の人数を動かして削ることに成功していたから。,もう1つ気になるのは守備。リバプールは基本的にハイプレスを仕掛け、フルスロットフットボールを敢行していた。,このように突破される時のパターンとして、STのセスク(場合によりSHのナスリ)が降りて来た場合に突破される事が多くなっていた。リバプールも4-4-2の形で守ることが多くなっていたのだが、数的不利に陥る事で突破される。だが、現在のリバプールと似ている所があり、OMFカイトの運動量を生かしてのフォローと、CBの対応で捻じ伏せる事が多々あった。,最後までお付き合い頂きありがとうございます。この場を借りまして、SNSなどの紹介をさせて頂きます。,なぜ現代サッカーにおいて「ロングパス」が必要か。そしてそのメリットと最大限に活かすためのメリットを解説しています。,サッカーを知らない人にも分かりやすく分析をしていきます。詳しい方も満足のいく分析をしていきます。YouTubeもやっているのでぜひ。,football-analystさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?,〜色褪せないビッグマッチ。アーセナルの守備とリバプールの攻撃〜 08-09リバプール vs アーセナル,Premier League アーセナル×ウェストハム  〜戻るべきサッカーがあるアーセナル〜,Premier League チェルシー×リバプール 〜チェルシーの確かなプランと見せた可能性〜,Jリーグ ヴィッセル神戸×セレッソ大阪 〜染め上げたセレッソ色。セレッソの真骨頂〜.

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